Don Carlo

この曲目は、「ひとり寂しく眠ろう」(原題 Dormirò sol nel manto mio regal )です。ジュゼッペ・ヴェルディ(ロマン派 1813年〜1901年 87歳没)のオペラ「ドン・カルロ」(ドン・カルロス)からとなります。

オペラ「ドン・カルロ」は、1865〜66年にかけてヴェルディが作曲した作品です。
原作は、ドイツ人の劇作家・思想家であるフリードリヒ・フォン・シラーの戯曲「スペイン王子ドン・カルロス」といわれています。スペイン国王フェリペ2世の嫡子ドン・カルロス(1545―68)の早死をめぐる史話をもとにして書かれたものといわれています。

主な登場人物は、5人となります。
(1) スペイン国王であるフィリッポ2世(フランス語:フィリップ2世/実在したスペイン国王フェリペ2世をモデルとしている)、(2) その王子であるドン・カルロ(同:ドン・カルロス)、(3) 元フランス王女でフィリッポ2世の王妃となるエリザベッタ(同:エリザベート)がおり、3者の恋愛関係を中心に展開されます。

加えて、(4) カルロの唯一の理解者であり親友であるロドリーゴ(同:ロドリーグ)や、(5) 密かにカルロを慕うエリザベッタの女官のエボリ公女(同名)などが登場します。

この場面は、国王フィリッポ2世は、王妃エリザベッタに一度も愛されたことがなく、息子である王子カルロにも裏切られたという思いにさいなまれており、また宗教権力の強い圧力の中で政治を行なっている自らの立場も含め、生きることの苦悩を吐露します。